ループ11回目の聖女ですが、隣国でポーション作って幸せになります!2
「僕、けっこう力のある聖人なんだけどさ、呪いの解呪特化型なんだよね――瘴気の浄化はいまいち苦手で。シアの浄化の力はすごいから、いろいろと教わって帰りたいんだ」
それなら、イドリスの言いたいことも理解できた。たしかに、シアの浄化の能力は、聖人聖女の中でも特化しているらしい。
「シア様、私からもお願いします――わが国でも、瘴気の浄化は大きな課題となっておりまして」
このところ、ルイダーン王国では、瘴気の動きが活発になっているらしい。瘴気が吹き出れば、出没する魔物の数も増えるわけで。
「それなら、場所を用意――」
「わかりました。客室もお掃除したばかりだし、大丈夫ですよ――陛下、かまいませんか?」
シアの浄化の方法は特殊だったから、イドリスの参考になるだろうか。
力が完璧に目覚めてからは、いちいち体内に取り込まなくても浄化できるようになった。人に教えるなんてしたことはないから自信はないけれど、どうにかなると思う。
「あ、ああ――シアが必要だと思うのなら、そうすればいい。あとで、食材などは届けさせよう」
それなら、イドリスの言いたいことも理解できた。たしかに、シアの浄化の能力は、聖人聖女の中でも特化しているらしい。
「シア様、私からもお願いします――わが国でも、瘴気の浄化は大きな課題となっておりまして」
このところ、ルイダーン王国では、瘴気の動きが活発になっているらしい。瘴気が吹き出れば、出没する魔物の数も増えるわけで。
「それなら、場所を用意――」
「わかりました。客室もお掃除したばかりだし、大丈夫ですよ――陛下、かまいませんか?」
シアの浄化の方法は特殊だったから、イドリスの参考になるだろうか。
力が完璧に目覚めてからは、いちいち体内に取り込まなくても浄化できるようになった。人に教えるなんてしたことはないから自信はないけれど、どうにかなると思う。
「あ、ああ――シアが必要だと思うのなら、そうすればいい。あとで、食材などは届けさせよう」