ループ11回目の聖女ですが、隣国でポーション作って幸せになります!2
「って言ってるけど?」
シアの方に首を捻じ曲げたイドリスは、なんで? という顔をしてみせる。
(そうなるでしょうねぇ……)
いくら他国からの賓客とはいえ、国王自ら護衛に出てくるというのはありえない。
だが、この場合は〝エドとアキ〟が来るのが一番早い。シアが知る限り、現在リスヴェンにいる冒険者の中で一番腕が立つのはこのふたりなのだ。
(私がいれば、たいていのことはどうにかなるだろうし……)
いきなり真っぷたつにされるとかでなければ、どんな重傷でもシアの力で回復できる。
ちなみに、死者蘇生もできるが、神の領域に足を踏み入れることになってしまうので厳禁だ。
同行しているマルに、先行して調べてもらうというのも手かもしれない。
マルは小さいから、敵がいたとしても、見つかりにくい。そもそも、女神に仕える天使なのでそんじょそこらの魔物相手には引けを取るはずもない。
(魔物がいるかいないかは、瘴気の気配で追えるでしょうしね)
そのあたりは、イドリスとシアがいれば大丈夫。たぶん、なんとかなるだろう。
「エドさんもアキさんも超一流だから。頼りにしていいわよ」
シアの方に首を捻じ曲げたイドリスは、なんで? という顔をしてみせる。
(そうなるでしょうねぇ……)
いくら他国からの賓客とはいえ、国王自ら護衛に出てくるというのはありえない。
だが、この場合は〝エドとアキ〟が来るのが一番早い。シアが知る限り、現在リスヴェンにいる冒険者の中で一番腕が立つのはこのふたりなのだ。
(私がいれば、たいていのことはどうにかなるだろうし……)
いきなり真っぷたつにされるとかでなければ、どんな重傷でもシアの力で回復できる。
ちなみに、死者蘇生もできるが、神の領域に足を踏み入れることになってしまうので厳禁だ。
同行しているマルに、先行して調べてもらうというのも手かもしれない。
マルは小さいから、敵がいたとしても、見つかりにくい。そもそも、女神に仕える天使なのでそんじょそこらの魔物相手には引けを取るはずもない。
(魔物がいるかいないかは、瘴気の気配で追えるでしょうしね)
そのあたりは、イドリスとシアがいれば大丈夫。たぶん、なんとかなるだろう。
「エドさんもアキさんも超一流だから。頼りにしていいわよ」