GIFT
【今日、私の班は掃除当番で放課後残って掃除をした。
同じ班の紺野くんも一緒だった。
他のメンバーは気を利かせてくれたらしく、私と紺野くんを2人きりにしてくれた。
でも、紺野くんは無言で黙々と掃除をしていた。
他のメンバーが誰もいない事も私と2人きりである事も、全く興味がないようだった。
掃除を終えて部活のある体育館に向かう途中、下駄箱に紺野くんがいた。
紺野くんは私に近付くなり「これ好きだろ。やるよ」そう言ってパックのいちごオレを私にくれた。
めっちゃドキドキした。
貰った事も嬉しかったけど、私がいちごオレを好きな事を憶えていてくれたのは、それ以上に嬉しかった。
そして帰り際にひと言「おつかれ」と言い残して帰って行った。
チョーカッコいい!】
【今日は外国からS高に双子の転校生がやって来た。
私のクラスには双子の姉の佐藤葵さんが新たなクラスメイトとして迎えられた。
また、双子の妹の佐藤亜季さんは5組になった。
佐藤葵さんの席は、紺野くんの隣だった…。
そして2人が話しているのを聞いていると、どうやら顔見知りのようだった。
何か無償に胸の辺りがムシャクシャして気分が悪かった。
部活に行く途中、下駄箱に紺野くんと双子の妹の亜季さんが一緒にいた。
何で?
私に気を遣ってなのか、亜季さんは紺野くんとは昔からの知り合いで家が近所だと言っていた。
でも、それは嘘だと思う…。
2人の後ろ姿を隠れて見ていたけど、何か良い雰囲気だった…】
【紺野くん…
あなたは誰にも気付かれないように、亜季さんと学校の外で待ち合わせをして一緒に帰ってるけど、私は知ってるんだよ。
悔しいよ…
ついこの前、転入して来たばかりの亜季さんに紺野くんを取られちゃう…
ずるいよ…
私の方が何年も前から、ずっと紺野くんの事好きだったんだから…。
私の大好きな紺野くんを奪わないでっ。
お願い…】
【昨日の放課後、千葉くんは階段から飛び降り、失敗して足の骨を折った。
千葉くんて…一体何なんだろう?
しばらくは病院に入院する為、1週間くらいは学校を休むらしい。
また、今日は葵さんも学校を欠席した。
葵さんは昔から体が弱いらしく普段から保健室に行く事も多かった。
でも、学校を休んだのは初めてだった。
ちょっと心配…
同じ班の紺野くんも一緒だった。
他のメンバーは気を利かせてくれたらしく、私と紺野くんを2人きりにしてくれた。
でも、紺野くんは無言で黙々と掃除をしていた。
他のメンバーが誰もいない事も私と2人きりである事も、全く興味がないようだった。
掃除を終えて部活のある体育館に向かう途中、下駄箱に紺野くんがいた。
紺野くんは私に近付くなり「これ好きだろ。やるよ」そう言ってパックのいちごオレを私にくれた。
めっちゃドキドキした。
貰った事も嬉しかったけど、私がいちごオレを好きな事を憶えていてくれたのは、それ以上に嬉しかった。
そして帰り際にひと言「おつかれ」と言い残して帰って行った。
チョーカッコいい!】
【今日は外国からS高に双子の転校生がやって来た。
私のクラスには双子の姉の佐藤葵さんが新たなクラスメイトとして迎えられた。
また、双子の妹の佐藤亜季さんは5組になった。
佐藤葵さんの席は、紺野くんの隣だった…。
そして2人が話しているのを聞いていると、どうやら顔見知りのようだった。
何か無償に胸の辺りがムシャクシャして気分が悪かった。
部活に行く途中、下駄箱に紺野くんと双子の妹の亜季さんが一緒にいた。
何で?
私に気を遣ってなのか、亜季さんは紺野くんとは昔からの知り合いで家が近所だと言っていた。
でも、それは嘘だと思う…。
2人の後ろ姿を隠れて見ていたけど、何か良い雰囲気だった…】
【紺野くん…
あなたは誰にも気付かれないように、亜季さんと学校の外で待ち合わせをして一緒に帰ってるけど、私は知ってるんだよ。
悔しいよ…
ついこの前、転入して来たばかりの亜季さんに紺野くんを取られちゃう…
ずるいよ…
私の方が何年も前から、ずっと紺野くんの事好きだったんだから…。
私の大好きな紺野くんを奪わないでっ。
お願い…】
【昨日の放課後、千葉くんは階段から飛び降り、失敗して足の骨を折った。
千葉くんて…一体何なんだろう?
しばらくは病院に入院する為、1週間くらいは学校を休むらしい。
また、今日は葵さんも学校を欠席した。
葵さんは昔から体が弱いらしく普段から保健室に行く事も多かった。
でも、学校を休んだのは初めてだった。
ちょっと心配…