GIFT
そして帰りのホームルームが終わると松下先生は、紺野くんに葵さんに届ける連絡ノートと宿題のプリントを渡していた。
でも何で松下先生は、紺野くんに頼んだのだろう?
いくらでも頼める人はいると思うけど…。
その後の事はよくわからないけど、たぶん亜季さんと一緒に家まで行ったと思う…】
【昨日、日記を書き終えて直ぐに葵さんからメールがきた。
《よく当たる占いで、仲村さんの今月の運勢に“事故に注意”と出ているから気を付けて。
それと、交差点で絶対に誰かを助けようとしては駄目だからね。
その人は仲村さんが助けなくても助かるから、絶対に助けようとしないで》
そんな内容だったけど、いまいち意味がわかなかった。
葵さんの体調が良くなって学校に来た時にでも、詳しい事を聞いてみよう。
それよりも今日は特別な日になりました。
何と信じられない事に紺野くんと“キス”をしちゃいました。
お互いがしようと思ってした訳ではないし、事故的なものだったけど、キスはキスです♥
プロセスはどうであれ、私の唇と紺野くんの唇は重なりあっていました。
それに紺野くんの唇はあたたかくて、とっても柔らかかった。
“キス”ってこんな味がするんだ…。
出来るならもう一度、紺野くんと…してみたいな。
でも、ファーストキスの相手が、大好きな紺野くんで本当に良かった。
こんなに嬉しい事は、私の人生の中でもトップ3に入る出来事でした】
【今日、学校を休んでいる葵さんからメールが送られてきた。
《仲村さん…
あなたは私にとってかけがえのない大切な人なんです。だから私の秘密を話します》
ハッキリ言って驚いた。
私と葵さんは教室ではあまり話した事はないし、それほど仲が良かった訳でもなかった。
それなのに、そんな言い方をされるなんて意外だった。
《信じてもらえないかもしれないけど、あなたを救う為に打ち明けます。
私は、未来を見る事が出来ます。
つまり予知能力です。
今まで、授業中に突然教室を飛び出して行ったのは保健室に行った訳ではなく、色んな人の不幸な未来を変える為でした。
学校を休んだのは、能力の使い過ぎて体力の殆んどを使い果たしてしまった為です。
どうか信じて下さい。
あなたを失いたくないんです》
突然そんな事言われても信じられる訳ないよ…。
でも、不思議と葵さんが嘘をついてるとは思えなかった】
でも何で松下先生は、紺野くんに頼んだのだろう?
いくらでも頼める人はいると思うけど…。
その後の事はよくわからないけど、たぶん亜季さんと一緒に家まで行ったと思う…】
【昨日、日記を書き終えて直ぐに葵さんからメールがきた。
《よく当たる占いで、仲村さんの今月の運勢に“事故に注意”と出ているから気を付けて。
それと、交差点で絶対に誰かを助けようとしては駄目だからね。
その人は仲村さんが助けなくても助かるから、絶対に助けようとしないで》
そんな内容だったけど、いまいち意味がわかなかった。
葵さんの体調が良くなって学校に来た時にでも、詳しい事を聞いてみよう。
それよりも今日は特別な日になりました。
何と信じられない事に紺野くんと“キス”をしちゃいました。
お互いがしようと思ってした訳ではないし、事故的なものだったけど、キスはキスです♥
プロセスはどうであれ、私の唇と紺野くんの唇は重なりあっていました。
それに紺野くんの唇はあたたかくて、とっても柔らかかった。
“キス”ってこんな味がするんだ…。
出来るならもう一度、紺野くんと…してみたいな。
でも、ファーストキスの相手が、大好きな紺野くんで本当に良かった。
こんなに嬉しい事は、私の人生の中でもトップ3に入る出来事でした】
【今日、学校を休んでいる葵さんからメールが送られてきた。
《仲村さん…
あなたは私にとってかけがえのない大切な人なんです。だから私の秘密を話します》
ハッキリ言って驚いた。
私と葵さんは教室ではあまり話した事はないし、それほど仲が良かった訳でもなかった。
それなのに、そんな言い方をされるなんて意外だった。
《信じてもらえないかもしれないけど、あなたを救う為に打ち明けます。
私は、未来を見る事が出来ます。
つまり予知能力です。
今まで、授業中に突然教室を飛び出して行ったのは保健室に行った訳ではなく、色んな人の不幸な未来を変える為でした。
学校を休んだのは、能力の使い過ぎて体力の殆んどを使い果たしてしまった為です。
どうか信じて下さい。
あなたを失いたくないんです》
突然そんな事言われても信じられる訳ないよ…。
でも、不思議と葵さんが嘘をついてるとは思えなかった】