飼い主君と飼いネコちゃん
あの後、車に乗って、組に帰った。
私は、組の人間にとっては、いらない人間だ。
しかし、私が欲しいのは、桜牙ただ一人だ。
桜「桜牙、私からいなくならないでよ」
桜牙「当たり前だよ」
桜「ん」
桜牙は、うちの組神崎組の若手幹部だ。
毎回、桜牙の仕事について行ってる。
だから、終わったら、組長に会いに行かなければいけない。
報告が終わった後の、お父さんがとてつもなく
ウザイ。
桜牙「着いたよ。桜」
桜「うん」
私たちは、騒がられるのが嫌いなので、裏門から入る。

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