俺の恋を君に【中編】
2.印象
ガチャン
コンビニに行った二人が戻ってきた
「ただいまぁ~適当に買ってきたよ~?本当に」
机に袋を置き中身をだす
「お~サンキュー」
俺も袋を開け中身をだす
酒ばっかだし…笑
ま、好きだからいいや
「コップいるかぁ?」
秀がキッチンから
俺らに聞く
「いらね~」
「私も~」
「私も」
へ~
中西も飲めんだ
てっきり、
“お酒は二十歳になってから”って言うタイプだと思ってた
意外……………
「また思ったね…意外って」
小川が俺に笑いながら言う
「なんで分かんだよ…」
ほんと
さっきから怖いぐらい俺の考えたことを当てられる
「女のカンってやつ?」
「野生のカンだろ…」
俺は聞こえるか聞こえないかの声で言った
「野生のカンてなによ野生って!」
げ…また聞こえてるよ
「………飲も飲も」
「話そらすなぁ!」
あっぶね~
もう少しでぶたれるとこだった…