俺の恋を君に【中編】
「はぁ―…」
「どしたの?」
「その顔ほかのやつに見せんの禁止」
「へ?」
ほかのやつ見たら絶対惚れる……と思うし
「見ちった見ちった」
声がした方を振り返ると秀と小川がニヤニヤしながらこっちを見てた
また見られた………
「キスキスキス」
俺の横で連発する秀
「連発すんじゃねぇ―!!」
「初めてじゃねぇのに緊張したくせに~」
このやろう………
「秀君はそんなにキスシーンが見たいのかなぁ~」
顔は笑ってるけど目は笑ってない俺
「見せてあげよーか?秀君」
「やれるもんならやってみろ~」
「おっけー」
俺は横にいた由美を抱き寄せてキスをした
「ば…ばかかぁ!見せつけんなぁ!!」
そう真っ赤になっていう秀
由美も真っ赤だけど
「由美いいなぁ秀あの一回だけだよぉ…しかも私からだし」
由美に抱きつきながら
愚痴をこぼす小川