俺の恋を君に【中編】
「きりーつきおつけー礼」
次々と教室からでていくみんな
「順~?行くぞー」
「おう」
秀に言われ俺も教室をでる
向こうから寒そうに山先が歩いてきてた
すれ違う時に山先に一言
「彼女作れよーー」
そう言った
山先はピタッと止まり
俺の方を向き
「お前もな」
そう言った
……俺も………
じゃん
自分で言って自分で
むなしくなってどうすんだよ俺…
「あと少しでクリスマスだねー」
「優は秀と一緒?」
「え?由美も一緒だよ?」
「いいの?いて」
「大丈夫だよ傷もいえてないんでしょ?」
小川が中西のおでこを
ツンッと押す
中西はおでこをさすりながら
頬を膨らませる
「……うん」