俺の恋を君に【中編】
なにこの沈黙………
ちょー怖いんだけど……
なんか言えよー…
言ってくれー…
なかなか口を開かない中西
俺は多分震えた声で
「中西…?」
そう聞いた
「なーかーにーしー?」
「ぅわ…!?はい!?」
え……
聞いてなかった?
いやいや
そうだとしたら
俺めちゃくちゃ恥ずかしいよ??
「聞いてなかった?」
「………たよ……」
ん????
「……いてた…聞いてた」
聞いてたのねはい……
え!!?じゃあなんだよさっきの間は!!
「高木君……離して?」
あ…………
「ごめん」
俺は腕をはずした
中西は俯きながら
俺の方を向いた
振られんのかな俺……