俺の恋を君に【中編】
「おはよー高木君」
「はよ」
朝の弱い俺は
一緒に登校するってのはいままで避けてきた
でも中西のしたい!っていう
思いに勝てるはずもなくて
なくなく承知
だんだん慣れてはきたがやっぱり
朝眠いもんは眠い
これはしょうがない
それともう一つ
まだ俺達は
“高木君”
“中西”
この呼び方のまま
呼ばれたくないってわけじゃない
ただタイミングがわかんない
いつも向こうが勝手に
呼んでいた
でも中西になると言いにくい
てか
恥ずかしいっていう