俺の恋を君に【中編】


「あれ?順じゃん秀は?」


ドアを開け目の前に姿をだしたそいつは
俺にそう聞いた


「あ~今風呂」

「そか
秀~!!おじゃまするよ~!」


そう叫んだのは
秀の愛する愛する彼女

小川 優 これまた同い年で同じ学校



「お~入れ~」


風呂場から聞こえる声と同時に小川が部屋の中に入る

ドアの鍵を閉めリビングに行き、ソファーに腰かけ俺はまたテレビを見る









って


誰だ?小川の横の奴

チラッとさっきから気になってる小川の横にいる知らない女を見る


そいつはちょこんと座ってテレビを見ていた


「小川…誰?」


気になったら聞かないときがすまないのが俺

「あぁ…この子?」

「そぅ」


はぁ…、
とため息をつき俺を呆れた顔で見る

なんだよ…?


「あんたね…同クラでしょ?」


……へー…

そうなんだ
いたっけ?
まぁしょうがない


学校最近だるくて行ってなかったからな



だからほとんどの奴知らねーしなぁ

単位?そらヤバいよ

でも一応課題はやってるからな、
ギリギリセーフってとこ




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