俺の恋を君に【中編】
「山……山先だった」
中西の言葉に小川と秀は動きを停止
笑顔だった顔がどんどん曇り顔になる
ま
俺はだいたい
そんなとこだろってわかってたし
「なんで~?嫌だぁ!」
「山先かよ…」
「あれ?高木君落ち込まないの?」
「わかってたしそんなとこだろって」
「どういうこと?」
まだわかんねーのかよ……
俺はひとつ溜め息をおとして
話始める
「あのな
推測だけど4人が一緒で山先が担任ってことは」
「ことは??」
「めんどうな奴らいわゆる俺らをまとめて対処できんのは山先だけだってこと」
「要するに俺らは偶然にじゃなくて山先が故意にしたってこと?」