俺の恋を君に【中編】
「授業中も俺見てんだ??」
こういうことになるよなー?
「ね…寝てたら目に入るの!!」
顔を真っ赤にして
俺を見る
はは
素直に言えばいいのに
その後ずっと
膨れっ面の中西
謝っても顔を背ける
そのまま放課後
「中西ー?いい加減に機嫌直せよー」
「別に怒ってませんー!」
怒ってんじゃん
ほうきで俺をつつきながら言う
掃除も終わり
教室をでる
「あ!いたいた中西ー!」
向こうから走りながら一人の男がくる
「なに?」
「先生呼んでたぞ?」
「先生??なんかしたかなぁ」
「体育館で山先が」
山先かよ……
なにしたんだよ中西は
「高木君……待ってて」
「待っててほしいの??」
俺はニヤニヤしながら
中西を見る
「………待ってて!!」
そう言って中西は体育館に言った