俺の恋を君に【中編】
……おそい!!!
そう思ってたら
携帯が鳴った
誰だ?この番号
見覚えないし……
「もしもし?」
「順ー?」
「お前かよ」
電話の相手はあいつ
持田 花
「守るんじゃなかったの??」
守る…?
「今さー体育館の倉庫にいるんだけどー」
しまった…………
俺はそこまで聞いて
電話を切った
そして体育館の倉庫までダッシュ
なにしてんだよ…
完璧に油断してた…
山先に呼ばれてるとか嘘だったんだよ…
くそ…
バンッ!
体育館の倉庫の扉を開ける
「早かったねー順」
あいつの言葉を無視し
中西を目で探す
中西は意識を失ってるみたいだった
「中西に何した」
いつもより低い声で言う俺