俺の恋を君に【中編】
休み時間になり
あいつが席にくる
「大丈夫―?順」
触ろうとする手をよけて
鞄を持ち教室をでる
「帰るの?順」
あいつの言葉を無視して歩き進める
はぁ……
秀に手だしちまった…
秀は多分…心配してくれたんだろう
嘘も見破られてたし…
でも
中西を守ることができないから
しかたないんだよ……
そしてそれから学校に行かなくなった
あいつを無視して
一人家に閉じもってる
♪~♪~
ベッドの上の携帯がなる
メール………
―秀―
話がある
今日公園にこい
そうきていた
多分今の俺は酷いだろう
人から見たら
死んだみたいな顔してるだろう
目は死んだように
一歩も動かない体
なにもかもなくした者
みたいだろう
実際……そうだけど