俺の恋を君に【中編】
ガンっ
あと少しで閉まるってときに秀が足をかけた
そして勢いよくドアを開ける
「入るから」
そう言って中に入っていった
小川は秀の後から入る
中西は少し戸惑いながらも早足で入ってった
横を通り過ぎたときに
少しだけ香りがした
中西の香り…シャンプーの匂い…
懐かしくて
抱きしめそうになった
でもそれをおさえて
鍵を閉め俺も中に入った
リビングにはもう秀達が座ってた
「話ってなんだよ…」
俺がそう聞く
「…お前が」
ピーンポーン
秀の言葉を遮り呼び鈴が鳴る
次は誰だよ…
そう思いながらまた重い体を上げ玄関に行く
「はぃ」
「順!久しぶり」