命の玉
暮夜 りさ
気が付いたら私は暗闇の中にいた。
なんで私、こんな場所にいるのかしら。
確か、黒い何かに吸い込まれて…
それから、ここにいるんだっけ。
私、死んじゃったりしてないよね…?
そう思ったとき、急に白い光に包まれた。
とっさに目をつむると、光は徐々に消えていった。
ゆっくり顔を上げると、そこには今まで見たこともないような美人な女の人が立っていた。
私の好きなアイドルグループのメンバーよりずっと美人。驚いて声も出ないくらい。
女の人はゆっくり口を開けてこう言った。
「お姉さん、あなたを助けるために命を懸けて頑張っているわよ。」
すごい!聞いたこともないくらい綺麗な声!私の好きな曲、一曲でいいから歌ってもらいたい!
って、聞きほれてる場合じゃないわ。今なんて言った?お姉ちゃんが私のために命を懸けている??
そんなことあるはずないじゃないの。
そんなに頑張るくらいならあの時ぼーっとしてないで助けてくれればよかったのよ。
そもそも何も悪いことしていない優しいお姉ちゃんに私はひどく当たっていた。
そんな私のために命を懸けようなんて普通、思うわけがない。ああ、もっと早くいじめのことを相談して、お姉ちゃんに謝れていたなら、結果は違ったのかもしれない。でも…
そんな私にいつまでも優しくしてくれて、いつも私を優先してくれて、ちょっとうるさいけど心配してくれて…。
お姉ちゃんは、普通じゃないかもしれないな。
そんなお姉ちゃんなら…。
私は、お姉ちゃんを信じよう。 そしてまたあうことができたらちゃんと謝ろう。そしたら、お姉ちゃんも許してくれるかな。
私は、お姉ちゃんと帰りたい!
なんで私、こんな場所にいるのかしら。
確か、黒い何かに吸い込まれて…
それから、ここにいるんだっけ。
私、死んじゃったりしてないよね…?
そう思ったとき、急に白い光に包まれた。
とっさに目をつむると、光は徐々に消えていった。
ゆっくり顔を上げると、そこには今まで見たこともないような美人な女の人が立っていた。
私の好きなアイドルグループのメンバーよりずっと美人。驚いて声も出ないくらい。
女の人はゆっくり口を開けてこう言った。
「お姉さん、あなたを助けるために命を懸けて頑張っているわよ。」
すごい!聞いたこともないくらい綺麗な声!私の好きな曲、一曲でいいから歌ってもらいたい!
って、聞きほれてる場合じゃないわ。今なんて言った?お姉ちゃんが私のために命を懸けている??
そんなことあるはずないじゃないの。
そんなに頑張るくらいならあの時ぼーっとしてないで助けてくれればよかったのよ。
そもそも何も悪いことしていない優しいお姉ちゃんに私はひどく当たっていた。
そんな私のために命を懸けようなんて普通、思うわけがない。ああ、もっと早くいじめのことを相談して、お姉ちゃんに謝れていたなら、結果は違ったのかもしれない。でも…
そんな私にいつまでも優しくしてくれて、いつも私を優先してくれて、ちょっとうるさいけど心配してくれて…。
お姉ちゃんは、普通じゃないかもしれないな。
そんなお姉ちゃんなら…。
私は、お姉ちゃんを信じよう。 そしてまたあうことができたらちゃんと謝ろう。そしたら、お姉ちゃんも許してくれるかな。
私は、お姉ちゃんと帰りたい!