命の玉
心霊スポットの場所なら、何か所か知ってる。昔いじめっ子たちに一人でいかされそうになったことがある。
その時は必死になって抵抗したから珍しくあきらめてもらえた。代わりに抵抗した罰でかれんとゆうたにたくさん殴られた。
その間、さらは私に 「つまらなくて何もできない、価値のない人間のくせに私たちに抵抗してんじゃないわよ。あんたなんて幽霊に殺されても別に誰も悲しまないんだから、安心していけばよかったのよ。」
なんて悪口を言ってきて、るるは楽しそうに写真や動画を撮って、「後でみんなに送るねー!」なんて言っている。
悲しくて、痛くて、辛かった。
でも、いつでも優しいお姉ちゃんといることは、私の癒しでもあったのかもしれない。
もっと早く相談していたら、転校するとかして解決できていたかもしれない。
私は間違っていた。お姉ちゃんとお母さんにあたるなんて最低だ。
もし、私とお姉ちゃんに未来があるのなら、こんな学校なんて転校して、新しい友達を作って、お母さんと楽しくご飯を食べて、寝る直前までお姉ちゃんと楽しく遊んで…。
神様、もう、一人で抱え込んだり人を悲しませたりしません。だから、どうか、どうか…
私とお姉ちゃんをおうちに帰してください。
せめて、お姉ちゃんだけでも…
ううん。
その時は必死になって抵抗したから珍しくあきらめてもらえた。代わりに抵抗した罰でかれんとゆうたにたくさん殴られた。
その間、さらは私に 「つまらなくて何もできない、価値のない人間のくせに私たちに抵抗してんじゃないわよ。あんたなんて幽霊に殺されても別に誰も悲しまないんだから、安心していけばよかったのよ。」
なんて悪口を言ってきて、るるは楽しそうに写真や動画を撮って、「後でみんなに送るねー!」なんて言っている。
悲しくて、痛くて、辛かった。
でも、いつでも優しいお姉ちゃんといることは、私の癒しでもあったのかもしれない。
もっと早く相談していたら、転校するとかして解決できていたかもしれない。
私は間違っていた。お姉ちゃんとお母さんにあたるなんて最低だ。
もし、私とお姉ちゃんに未来があるのなら、こんな学校なんて転校して、新しい友達を作って、お母さんと楽しくご飯を食べて、寝る直前までお姉ちゃんと楽しく遊んで…。
神様、もう、一人で抱え込んだり人を悲しませたりしません。だから、どうか、どうか…
私とお姉ちゃんをおうちに帰してください。
せめて、お姉ちゃんだけでも…
ううん。