命の玉
はじまり りさ
私、りさ(里沙)今日はテストでいい点を取った。ほかの人から見たら悪い点数かもだけれど、いつも成績の悪い私からしたらいいほう。
本当は早く帰ってお母さんに見せたいけれど…。
「あーら、こんなところにいたのぉ?」
「なぁ、テスト見せろよまあお前のテストはどうせ悪い点だろうけど。」
あぁ。きた。
私はいじめられている。
今ここにいるのが私をいじめているグループの人たち。
さら(沙羅)がリーダー。ゆうた(雄太)はさらのお気に入り。かれん(香恋)は子分みたいな感じ?るる(瑠々)は3人に付きまとっている。
「あんたらがなかなか家に帰してくれないから勉強する時間がないの。私今日は早く帰りたいかr…」
うっ。いたいっ!
ゆうたが私のおなかを勢いよく殴った。
「何言い返してるの?成績悪いのは自分のせいなのに人のせいにするの?うわぁ、ひど。」
さらはこうやって嫌味ばかり行ってくるけれど、自ら私に手を出したりはしない。
「そうですそうです!さいていですー!」
かれんはいつもはおとなしいけれど、自ら私に手を出さないさらのかわりによく私に手を出してくる。
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