国の再建のために捨てられたもと皇太子妃ですが強く生きています
「おめでとう。がんばったわね」
「うん。今度は第二段階だって」
「ええ。がんばるのよ」
「うん!」
「ありがとうございます。ジュリアン様」
ノアを抱っこしたままのオリヴィアは後ろから入室してきたジュリアンを見る。
「いいえ。彼の能力がすばらしいだけです。僕は方法を教えているに過ぎないですから。ところで、このソファが今日は華やかに見えますが…」
「ええ。時間を持て余しておりますもの。作ってみましたの」
「これは…。オリヴィア嬢。あなたももしや魔力をお持ちですか?」
「え?魔力はありません。治癒能力しか」
「いえ。お持ちだと思いますよ。このラグには魔力を感じます」
「え?」
魔力があるなどと言われたことはない。
「治癒能力は小さいころからありますか?」
「うん。今度は第二段階だって」
「ええ。がんばるのよ」
「うん!」
「ありがとうございます。ジュリアン様」
ノアを抱っこしたままのオリヴィアは後ろから入室してきたジュリアンを見る。
「いいえ。彼の能力がすばらしいだけです。僕は方法を教えているに過ぎないですから。ところで、このソファが今日は華やかに見えますが…」
「ええ。時間を持て余しておりますもの。作ってみましたの」
「これは…。オリヴィア嬢。あなたももしや魔力をお持ちですか?」
「え?魔力はありません。治癒能力しか」
「いえ。お持ちだと思いますよ。このラグには魔力を感じます」
「え?」
魔力があるなどと言われたことはない。
「治癒能力は小さいころからありますか?」