ウソにさよなら、本当の僕と君にはじめまして。
-世界-
灰色のつらい世界から広い鮮やかな世界に連れ出してくれたのは君でした。
 いつも無邪気に笑う君があまりにもまぶしくて、やさしくてあたたかった。
君が見せてくれる世界は、いつもきれいで心地よくて。
 君が私に見せてくれる、与えてくれるやさしさが何よりもうれしかった。
 いつしか君に何度も救われた。
 君の隣で笑っているとき、世界中の誰よりも輝いている気がした。
でもそんな幸せな時間は一瞬で、壊されてくずれていく。
自分は逃げてばっかりで、向き合う勇気なんてない。
君は黙ったままで、何も教えてくれない。
教えてくれないとわかんないよ。
ねぇ、何を隠してるの?なんで、謝ってばっかなの?
噓はなしで、本当の君を教えてよ。
 
いつも変わりのない平凡な世界から僕を連れ出してくれたのは君でした。
 鈴が鳴るみたいに笑う君があまりにもきれいで鮮やかで、誰よりも輝いていた。
 君が僕にくれるやさしさは僕の一生分の‶幸せ″と‶勇気″だった。
 いつしか君は僕の光そのものになった。
でも、一瞬で壊されて崩れていった。
君に伝えたいのに伝えられなくって。
臆病で根性なしの僕は、言いなりになって、君にすべてを隠したんだ。
心で叫んで、届かないのがわかってて、ずっと、それを繰り返してる。
噓はなしで、本当の僕を君に教えたい。

ごめん…。
なんで、謝ってばっかなの?
噓なんていらないよ。
本当の僕と君に出会いたい。
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