溺れるくらいの恋を…君に
数時間後━━━━━━━

「んん…」
百合愛が目を覚ました。

「あ…水瀬くん…寝顔まで綺麗…/////
……………ん?
━━━━━━はっ!!?」
ガバッと起き上がる、百合愛。

「私、寝ちゃったんだ……」
そして眠っている水瀬を見て、更に顔を赤くした。

腕枕をしてくれていたのだろう。
右腕が伸ばされていた。
「腕、痛くなかったかな?」
ゆっくり、水瀬の腕をさする。

「………
キス…したいな……」
百合愛は水瀬の顔の前で手を振り、起きてないか確認する。

「よし…起きてない……!」
ゆっくり顔を近づけ、頬にキスをした。

「……//////
くー!!
しちゃった!!」
顔をまた赤くしながら、一人ではしゃぐ。



「━━━━━━うーそれにしても、頭が痛い…喉も乾いた…」
しばらく水瀬を堪能し、百合愛は水瀬を起こさないようにベッドを下り、シャワールームへ向かった。


そして━━━━━

「━━━━━ふー、気持ち良かった!スッキリした…!」
シャワーを浴びて、スッキリした顔で戻る百合愛。


「おかえり!」
ヘッドボードにもたれかかり、煙草を吸っていた水瀬。
煙草を灰皿に潰し、微笑んで言った。

「あ…水瀬くん!」

「スッキリした?」
「うん!
あ、ごめんね!寝ちゃって……」

「そうだよ!
こっちは、理性を必死に保って戻ったってゆうのに!」
「え?」

「あ、いや、こっちの話……」
「……??」

「…………それよりさ!」
「ん?」
「こっちおいで?百合愛」
手招きする水瀬の横に座った。

そして、百合愛を足で挟むようにして座り直した水瀬。
頬を包み込んで、口唇をなぞった。
「んんっ…水瀬…く…」

「もう一回、キスしてよ」

「え?」
「さっき、俺の頬にしただろ?
もう一回して?」

「お、お、お、起きて…た…の?」

「お、お、お、起きてたよ(笑)」

「……/////」
(嘘でしょ…!恥ずかしすぎる/////)
「ん!して?」

百合愛に頬を向け、言う水瀬。
意を決して、百合愛はゆっくり顔を近づける。

しかし頬に口唇が触れる瞬間に、水瀬が向き直った。
二人の口唇が重なった。

「ンンン…」
次第に深くなり、百合愛は思わず水瀬のガウンを握りしめた。

「ん…百合愛とのキス、最高……!」
「……/////」

微笑む水瀬に、百合愛はまたもや顔を真っ赤にするのだった。


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