好きって言ってもいいですか?
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~」






大きな大きなため息が俺の口から漏れる。







「おい?大丈夫か?」







横から翔がタバコを吸いながら、顔をひょこっと覗かせる。







「あぁ~まあ、大丈夫・・・かな」






「お前・・・また隠し事してないか?」






俺の煮え切らない返事が不満だったのか、翔が






ずずいっと顔を近づける。







「ちっちけーよ。なんでもないっっての」






昨日の出来事をどう言っていいのかわからずに






濁す俺。






「ふ~ん・・・」






翔の吐き出した煙が青々とした空に消えていった。
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