好きって言ってもいいですか?
キスを交わした後、彼女の体を少し離して




ポケットに入れておいた箱を取り出した。




「これさ、似合うんじゃないかなって思って・・・




思わず買っちゃったんだ(笑)」




俺は顔を赤くしながら、彼女にその箱を渡した。




「え?・・・」




彼女も顔を赤くしながら箱を開ける。




「・・・・・・」




彼女の動きが止まる。




少しして彼女の小さい唇が動いた




「ありがとう、昌くん。とっても嬉しい!!」




彼女が赤く涙で濡らした顔を笑顔いっぱいにして




俺に向けてくれた。




俺達は抱き合い、お互いの体温を体の奥から




感じたんだ。
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