好きって言ってもいいですか?
ミドリとそんなやり取りをしていると




真新しいスーツを着た長身の男性が近づいてきた。





ちなみに俺も178センチはあります!(笑)翔も同じぐらい。





その男性は、ゆうに185センチはあると思われた。




俺とミドリに近づいてくる。




すると、いきなり俺に向かってハニかんだ笑顔を見せた。




「昌先輩!!お久しぶりです!!」





爽やかな笑顔と共に近づいてきた、その男性。




「えっ?・・・ごめん。誰だっけ?」




俺の言葉に相当なショックを受けたみたいな彼。




「マジっすか??!!昌先輩!!




俺ですよ。橘 京平(たちばな きょうへい)ですよ!!」




「・・・・・・あっ!橘!!?お前でかくなったな~!!」




高校の後輩の橘。




「そうなんすよ~1年で15センチぐらい伸びちゃって(笑)




もう先輩も追い越しちゃいました」




橘は、爽やかな笑顔でハニカミながらまた頭をポリポリ。




「あっ、ミドリ。こいつ高校の時の後輩なんだ。



橘。彼女のミドリ。」




ミドリに橘を橘にミドリを紹介する。



2人とも笑顔で挨拶を交わす。




「あれ?でもなんでお前この大学なんだ?前は違う所、志望だっただろ?」



ふと疑問に思ったことを聞く。



「あっえーと・・・会いたい人がいたもんで(笑)」




「へ~(笑)好きなんだ?」




俺の質問に何か・・・




意味深な表情をしながら、答える橘。




その時は全然、気づかなかったんだ。




この後に待ち受ける悲しい事実に・・・



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