好きって言ってもいいですか?
入学式から特に何も変化はなく、過ぎていった。




俺とミドリは変わらず仲が良かったし。




橘も、変わらず俺にも笑顔だし。




でも、ある時ふと耳を疑うような噂を耳にした。




「昌~?知ってる??」




その日は、朝から雨で鬱陶しいくらいの気分の所に



最近、まとわりつくようになっていた女が



俺の腕にまとわりつくように近づいて来た。



「おはよう。何?」



俺は特に相手の顔も見ず、挨拶を交わす。



「も~!!あいかわらず冷たいんだから~!!



でも、そこが好き~\\\\\\」



彼女は何が楽しいのか・・・何ともいえない笑顔を見せる。



「だから何?」



俺は、やっと彼女の顔を見る。



「ふふっやっと見てくれた。



あのね・・今ね・・すごい噂が流れてるんだ!!」



彼女の意味深な笑顔に少しゾクッとする。



彼女から噂の内容を聞いて俺は教室を飛び出していた。

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