好きって言ってもいいですか?
やっと仕事が終わり、翔と待ち合わせて




会社から一歩出た所だった。




「浅田さん、ちょっといいですか?」




俺に鋭い視線を向ける・・・男?がいた。




「はっ?誰?」




翔が俺と彼の顔を交互に見る。




「あぁ、なんだお前か。何?俺になんの用?」




俺と翔の前にいたのは、翠のバイト先でお世話に




なっている?白石がいた。




「昌、誰こいつ?」




「あぁ、翠と同じバイト先の白石くんだよね?」




「えっ?翠のバイト先の?でもなんで・・




お前に用事があるわけ?」




翔はチンプンカンプンといった感じ。




「早くしろよ。何?」




俺は白石に聞く。




「あんた、昨日の女はなんだよ?



俺見たんだよ。あんたが女とタクシーに乗って




どこか行くの。・・・翠ちゃんと一緒に」




「あぁ、そのこと。・・・お前に関係ないだろ?」




「はぁ??!!あんた、翠ちゃんの彼氏じゃないのかよ?




翠ちゃんにあんな顔させて彼氏って言えるのかよ。」




白石が俺の背広に手をかける。




「おいおい!!ちょっと待ってって・・・」




翔が俺と白石の間に割り込んでくる。

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