好きって言ってもいいですか?
「あら、昌。良かったわ、会えて」




朝から見たくもない笑顔が俺にまとわりつく。




「高野・・・・・」




やっと俺の口から彼女の名前が出る。




「ふふっ」




彼女は嬉しそうに俺の隣に陣取る。




「今日は叔父様に呼ばれてここに来たのよ。




だから、あなたに会えてラッキーだったわ。




それにしても、相変わらずね・・・」




彼女の視線が俺の腕の中のプレゼントを凝視する。




「高野、おはよ」




そんな彼女の視線をそらしたのは




翔の言葉。

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