好きって言ってもいいですか?
「白石くん・・・どうしたの?」



思わずそんな言葉が口から出てくる。




「ん?俺も今日、バイト入ってるし。



ここら辺、ウロチョロしてたら翠ちゃんが見えたから」




ペロッと舌を出して笑う白石くん。




思わず胸がドキッと鳴っちゃう。




そんな、あたしの思いとは反対に




白石くんがいきなり手を握って歩き出す。




「え?白石くん???」




「いいから、ちょっとお茶でもしない?」




あたしの????な考えは




爽やかな白石くんの笑顔にかき消される。




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