好きって言ってもいいですか?
次に目を覚ました時は家族の




心配そうな顔が並んでた。





「翠?大丈夫??」





「おい、翠?大丈夫か?兄ちゃんがわかるか?」




お母さんやお父さん、翔兄がいた。




「今、圭兄もこっち向かってるぞ(笑)」




家族の温かみがこんな時にわかる。




「ん。大丈夫。心配かけてごめんね」




安心感が心に広がる。





「そういえば、電話してきてくれた男の子は




翠の彼氏なの?」




お母さんがニコニコ笑顔であたしに問いかける。




「「「え?」」」」




みんなの視線があたしに突き刺さる。




「ちっ違うよ。バイト先の人だよ。もうお母さんてば(笑)」




「ふ~ん、なーんだ。てっきり彼氏なのかと




思っちゃったわよ(笑)」




「母さん、空気よめよ(笑)」




翔兄の突っ込みにみんなの笑顔がこぼれる。
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