好きって言ってもいいですか?
「翠・・・」




安心する昌さんの腕の中。




「翠ちゃん・・・・」




「もう、これ以上・・・入ってこないで・・」




あたしの目からは止め処なく涙が溢れてくる。




「ごめんね・・・」




白石くんがあたし達に背を向けて去って行く。




「翠・・・・大丈夫か?」




白石くんが去った廊下で抱き合う。




昌さんの暖かな腕と声に守られてる。




「うん・・・大丈夫。昌さんは大丈夫?」




「あぁ、翠に守ってもらったから大丈夫。




ありがとな」




昌さんの綺麗な唇があたしの顔に近づく。
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