好きって言ってもいいですか?
「でも、その女性にも社長にも言ったんだ」




「・・・・何を??」




あたしは、昌さんの腕を少し解いて




昌さんの顔を見る。




昌さんの澄んだ綺麗な瞳があたしを映す。




真剣な瞳から目をそらす事が出来ない。




「俺は・・・・俺の心には




もう必要な人がいるって・・・。




もうその人だけしかいらないって。




その人と幸せになれるんなら




会社も・・・・




社長も敵に回してもいいって・・・




翠・・・・だけだよ。」




「昌さん・・・・」




昌さんの瞳に涙を流してるあたしが映る。




「なーくなって(笑)」




「だってぇ~・・・・」




「愛してるよ・・・・翠」




昌さんの唇とあたしの唇が重なり合う。




深く深く・・・・




いつもより重なり合った。
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