好きって言ってもいいですか?
「昌さん・・・?」




俺の腕の中で赤い顔をして




不思議そうに俺を見上げてくる翠。




「何でもないよ。




痛くなかった?」




「ううん、大丈夫。」



赤い顔が更に赤くなって



ニコッて笑う。




そっと唇にキスを落とす。



「んっ・・・あき・・っ」




唇が深く重なり合う。




「ちょっ・・・昌さ・・・」




「だめ・・・止まんない・・・




もう一回・・・」




俺は腕の中の翠を強く強く抱きしめた。




長い長い夜が始まる。




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