好きって言ってもいいですか?
バイトが終わった後、方向が同じだということで




白石くんと一緒に帰る。




夜の街は、サラリーマンやOLの人たちで溢れかえっている。




冷たい風が制服のスカートの裾をふわりと浮かせる。




バイトの話を白石くんとしながら




あたしの心は、昌さんの事を考えていた。




高野先生に相談してから3日経っていたが




なんの行動を起こせないままだった。




出来た事といえば、もうすぐやってくる昌さんの




誕生日にプレゼントを渡すためにアルバイトをし始めた事ぐらい。




昌さんとも相変わらずうまく時間が重ならないのか




会っていない。
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