好きって言ってもいいですか?
「・・だよね。・・・翠ちゃん??」



隣を歩いていた、白石くんがボーとしているあたしに




気づき、顔を覗かせる。




「あっごめん。ちょっとボーとしちゃった。」




笑顔でそう切り返す。




「大丈夫?バイト疲れちゃったんじゃない?今日は、早く寝たほうがいいよ」




白石くんが心配そうな顔をする。




「うん。ありがと。早く寝ることにする~(笑)・・・わっ!」




白石くんにこれ以上心配かけらないと思い、ガッツポーズを作りながら




答えた時に目の前が真っ黒に覆われる。




角を曲がってきた人とぶつかり、倒れそうになる。




転ぶ~って思ったあたしの体は痛くない。




あれ?と思って瞑ってしまった目を開けると




意外な人が、あたしを助けてくれてた。

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