推しとか恋とか青春とか。
Ⅱ
実行委員
「じゃ、今日は来月末に行われる文化祭の係り決めをするからな〜?順番にクジ引きに来い」
「「「はぁーい」」」
夏休みが明けて1週間、わたしの体は鈍ったまま、まだまだ夏休みモードだ。
1限目から眠いなんてこと、1学期はなかったのに欠伸が止まらない。
「実行委員だけにはなりたくないね」
と後ろから声を掛けてきた紗枝に返事したのは真留君。
「僕も出来れば避けたいな〜。実行委員って放課後の時間奪われるし、仕事の量も責任も他の係りと全然違うもんね」
「わたし塾とかあるし、ほんと嫌。」
2人の会話を欠伸しながら呑気に聞いていると、クジ引きの順番が回ってきた。
適当に1枚取り、係りを確認すると…
「えっ、これって……」
"実行委員"の文字に首を傾げる。
実行委員ってなんだっけ?
「「「はぁーい」」」
夏休みが明けて1週間、わたしの体は鈍ったまま、まだまだ夏休みモードだ。
1限目から眠いなんてこと、1学期はなかったのに欠伸が止まらない。
「実行委員だけにはなりたくないね」
と後ろから声を掛けてきた紗枝に返事したのは真留君。
「僕も出来れば避けたいな〜。実行委員って放課後の時間奪われるし、仕事の量も責任も他の係りと全然違うもんね」
「わたし塾とかあるし、ほんと嫌。」
2人の会話を欠伸しながら呑気に聞いていると、クジ引きの順番が回ってきた。
適当に1枚取り、係りを確認すると…
「えっ、これって……」
"実行委員"の文字に首を傾げる。
実行委員ってなんだっけ?