推しとか恋とか青春とか。
上手い具合に誤魔化せてたと思ってたんだけどな〜。


寝方の研究しないとな…


どの体勢がバレにくいのか、そして寝やすいのか…


と、相変わらず2学期もこの調子だ。


でも、わたしの周りの人間はみんなわたしを甘やかすからな〜…紗枝を除いて。


だから、居眠りしてしまうのも無理ない。


と、周りのせいにする悪いわたしも健在だ。



「今日は寝ずに参加しますっ」



とりあえずここはそう言っておかないと。


…多分寝るだろうけど。


そして始まった委員会の記憶は最初の10分程で…



「かた……彼方起きて、」



気づくと学君に呼ばれ続けていた。


重い瞼を開くと、整った学君の顔が側に…



「委員会終わったし、戻ろ?後5分で授業始まる」


「っ、うそ?急がないとっ」
< 117 / 326 >

この作品をシェア

pagetop