推しとか恋とか青春とか。
そう言った学君の言葉の理解に苦しんでいると、担任となる先生と一緒に初めて見る顔の男子が入ってきた。
間違いない、あれが九条君だ。
…あれ?でもなーんか……
「九条翔悟です。よろしくお願いします」
よくある自己紹介の挨拶をした彼を見つめながら浮かぶのは真留君。
…なんでだろう?…
「九条の席は〜…あ、彼方の後ろだな。彼方ぁ〜、」
「っ、はい!」
名前を呼ばれ手を挙げると、「あの後ろに座ってくれ」と先生の指示で後ろの席に座った九条君。
その九条君から香る柑橘系の匂いに鼻をクンクンさせていると、「犬みたい。」と学君。
だっていい匂いしたから…っ、
「彼方、九条に色々教えてやってくれな?」
「えっ?あ〜、はい…」
「頼んだぞ」
いや、なんでわたしに頼むの〜??
間違いない、あれが九条君だ。
…あれ?でもなーんか……
「九条翔悟です。よろしくお願いします」
よくある自己紹介の挨拶をした彼を見つめながら浮かぶのは真留君。
…なんでだろう?…
「九条の席は〜…あ、彼方の後ろだな。彼方ぁ〜、」
「っ、はい!」
名前を呼ばれ手を挙げると、「あの後ろに座ってくれ」と先生の指示で後ろの席に座った九条君。
その九条君から香る柑橘系の匂いに鼻をクンクンさせていると、「犬みたい。」と学君。
だっていい匂いしたから…っ、
「彼方、九条に色々教えてやってくれな?」
「えっ?あ〜、はい…」
「頼んだぞ」
いや、なんでわたしに頼むの〜??