推しとか恋とか青春とか。
程よい筋肉がついてて、腹筋も割れてたりして…


そんな隠れギャップを持ってそうなんだよね〜。


なんてことを思いながら真留君を見ていると、まん丸の可愛い瞳を向けられた。



「どうかした?」


「ううん。真留君はアイスどれにする?どうせなら半分こしない?」


「いいね、半分こ。ん〜迷うな〜」



アイスコーナーで迷うこと数分、やっとの思いで選んだアイスを片手にコンビニを出た。


今年の梅雨は例年より早く明けたこともあり、6月末の今でも太陽の攻撃が激しい。


こんな日のアイスは絶品だ。


だから、買ってくれた真留君には感謝でしかない。



「ゆに、半分こ。」



そう言って渡されたアイスに齧りつくと、キーンと頭が痛んだ。


アイスの唯一の嫌なところはこれ。
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