推しとか恋とか青春とか。
「…真留君…?」


「ごめん。実は絶叫系苦手なんだ」


「え…?でも、……っ、」



もしかして、わたしの為…?


だって真留君、絶叫系好きって…紗枝と話してたのを聞いたことあるよ…?


……やっぱりわたしの為だ。



「…ありがとう、真留君。」


「ん?何が?」



優しいな…


そして、救われたぁぁ!


良かったぁ〜、ほんとにヒヤヒヤしてたから。


それより2人が気になる。


…大丈夫、だよね?…会話してるかな??



「気になる?」


「え?…あ、うん…わたしが言い出したことだから、責任感じるって言うか…」


「大丈夫だよ。池田がリードしてくれるんじゃないかな?」


「だといいんだけど。朱里、人見知りなところあるから…」
< 290 / 326 >

この作品をシェア

pagetop