推しとか恋とか青春とか。
いい感じになってるといいなぁ。


池田君の優しさに触れた朱里はもっと池田君を好きになって、それで朱里の可愛さを知った池田君は朱里のことが気になる存在に…


って感じになってほしい!!


だからお願い池田君!!朱里のことリードしてあげて!


それから少しして、池田君と朱里は並んで降りてきた。



「ゆにぃ〜、楽しかったよっ!」



と満面の笑みで近づいてきた朱里にホッとする。


池田君もどことなく楽しかった様子で…


これはイケるかもっ!


2人の顔を見ながらそう勘づく。



「じゃ、次はどうしよっか?」



パンフレットを見ながらそう言った池田君…


誘った時はあんなに行きたくなさそうにしてたのに、あの姿が嘘のように今は楽しんでる。


ま、全然いいんだけどさ?なんか、あんなに必死に頼み込んだわたしがちょっとばかみたい…な。


うん、全然いいんだけどねっ!?
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