推しとか恋とか青春とか。
「あ、うん…。」



また学君と喋ってる。


もうこんなことないと思ってたのに。


それに、"ゆに"って言ってくれた…??



「僕はキミのことをもっと知りたい。」



わたしのことを真っ直ぐ見つめながら、もう一度そう言った学君に頭を傾げる。


……ばかにされてる?


二度言わないと分からない的な感じで思われてるのかも。


そうだとしたら、それはあの鬼教師のせいだ。



「紫波とはそういう関係?」


「え?、」


「だってこんな例文、テストには出ないから」


「…そうなの?」



なーんだ!悩んで損しちゃった。
< 35 / 326 >

この作品をシェア

pagetop