推しとか恋とか青春とか。
「うん!数学で自己ベストの得点だった。学君のおかげだよぉ、ほんとにありがとう」
「俺は別に。彼方の努力の結果」
「それでもわたしに時間作ってくれたから。感謝してる」
「またいつでも頼って?」
そう言い残し教室を出て行った。
学君、相変わらずクールだな〜。
……最高の推しだ。
そんなことを思いながら自販機に向かっていると、「ゆにっ!」と廊下を走ってくる真留君の姿が見えた。
「もおっ、置いて行くなんて酷いよ」
側まで来ると、ほっぺを膨らましながらそんなことを言われる。
「だって真留君人気者だったし、声なんてとても掛けれる雰囲気じゃなかったんだもん」
「…でもがっくんとは普通に話してた。それも堂々と」
「みんなの意識が真留君に集中してる隙を狙ってお礼言っただけ」
「俺は別に。彼方の努力の結果」
「それでもわたしに時間作ってくれたから。感謝してる」
「またいつでも頼って?」
そう言い残し教室を出て行った。
学君、相変わらずクールだな〜。
……最高の推しだ。
そんなことを思いながら自販機に向かっていると、「ゆにっ!」と廊下を走ってくる真留君の姿が見えた。
「もおっ、置いて行くなんて酷いよ」
側まで来ると、ほっぺを膨らましながらそんなことを言われる。
「だって真留君人気者だったし、声なんてとても掛けれる雰囲気じゃなかったんだもん」
「…でもがっくんとは普通に話してた。それも堂々と」
「みんなの意識が真留君に集中してる隙を狙ってお礼言っただけ」