Never Forget You
「写真、いいですか?」
ピットウォークの時にあちこちで声を掛けられた。
…祥太郎くんがサイト内の掲示板で。
『真由ちゃん(門真総一夫人)の麗しいレースクィーン姿はこれが最後かも(´;ω;`)
来月…再来月はお腹が出てくるよなあ…(∇⌒ヽ)』
と、昨日、記事をアップした影響と思われる。
普段の3倍くらい、声がかかって更に
「おめでとうございます!」
なんて言葉が後に続いて。
…祥太郎、黙っとけよ。
「あのぅ…」
後ろを振り返ると高校生くらいのカップルが恥ずかしそうに声をかけてきた。
「はい?」
私はついでにチームのステッカーを渡す。
「あ、ありがとうございます…!じゃなくて、写真を一緒に撮って頂けませんか?」
「いいですよ」
私が笑うと女の子が嬉しそうに横へ並んだ。
「…実は、あたし達、祥太郎と同じ学校で」
撮り終えてからビックリする事を言われて
「そうなの!?」
思わず声を上げた。
「私、卒業生なの」
「知ってます〜、祥太郎がいつも呟いていて」
男の子が今度は言う。
「ちょっと遠かったけど、旅行ついでに来てみました」
二人がニコニコ笑うのを見て、祥太郎くんに会わせようと人混みを掻き分けてチームの前までやって来た。
ピットウォークの時にあちこちで声を掛けられた。
…祥太郎くんがサイト内の掲示板で。
『真由ちゃん(門真総一夫人)の麗しいレースクィーン姿はこれが最後かも(´;ω;`)
来月…再来月はお腹が出てくるよなあ…(∇⌒ヽ)』
と、昨日、記事をアップした影響と思われる。
普段の3倍くらい、声がかかって更に
「おめでとうございます!」
なんて言葉が後に続いて。
…祥太郎、黙っとけよ。
「あのぅ…」
後ろを振り返ると高校生くらいのカップルが恥ずかしそうに声をかけてきた。
「はい?」
私はついでにチームのステッカーを渡す。
「あ、ありがとうございます…!じゃなくて、写真を一緒に撮って頂けませんか?」
「いいですよ」
私が笑うと女の子が嬉しそうに横へ並んだ。
「…実は、あたし達、祥太郎と同じ学校で」
撮り終えてからビックリする事を言われて
「そうなの!?」
思わず声を上げた。
「私、卒業生なの」
「知ってます〜、祥太郎がいつも呟いていて」
男の子が今度は言う。
「ちょっと遠かったけど、旅行ついでに来てみました」
二人がニコニコ笑うのを見て、祥太郎くんに会わせようと人混みを掻き分けてチームの前までやって来た。