Never Forget You
私達はしばらくボーッと海を眺めていた。

そーちゃんは何を考えているのかわからないけど。

私は…

悲しかった。

まだまだ、体力的にも精神的にもライダーとして活躍出来るのに。

まだ、今年で31歳だよ?

どうして…?

そういう思いでいっぱいだった。



「真由、そろそろお昼ご飯食べに行かない?」

悲しい思いから急に現実に戻された。

「うん!」

体は正直で、お腹が空くのには勝てなかった。
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