Never Forget You
「…脳腫瘍?」
賢司さんはゆっくりと頷いた。
「手術出来ない場所にあってね。
…あと1年、もつかどうかなんだ」
自分の心拍数が急に早くなるのがわかる。
手が震えだした。
「そーに、仕事の全権を任せようと思ってるんだ。
…ライダーとしての才能があるからあまり強くは言えないけど」
賢司さんが言い終えないうちにそーちゃんが口を開いていた。
「俺は…元々拓海がいたら早い段階で表舞台から引くつもりでしたから。
この状況なら今でも引退する覚悟はあります」
そーちゃんは淡々としていた。
それがあまりにも寂しくて。
私は俯いて泣いてしまった。
賢司さんはゆっくりと頷いた。
「手術出来ない場所にあってね。
…あと1年、もつかどうかなんだ」
自分の心拍数が急に早くなるのがわかる。
手が震えだした。
「そーに、仕事の全権を任せようと思ってるんだ。
…ライダーとしての才能があるからあまり強くは言えないけど」
賢司さんが言い終えないうちにそーちゃんが口を開いていた。
「俺は…元々拓海がいたら早い段階で表舞台から引くつもりでしたから。
この状況なら今でも引退する覚悟はあります」
そーちゃんは淡々としていた。
それがあまりにも寂しくて。
私は俯いて泣いてしまった。