Never Forget You
「睦海、寝たよ」



片付けや洗い物をしている間、そーちゃんは睦海を寝かしつけてくれていた。

「ありがとー」

私はそっと、隣に立ったそーちゃんを見つめる。

優しく微笑んだそーちゃんは洗い物を代わってくれた。

「えー、悪いから」

疲れて帰ってきているのに…

「たまには甘えなさい」

「そーちゃんこそ、たまにはゆっくりしなさい!!」

そーちゃんは苦笑いをして

「真由〜、じゃあ何か飲み物を作ってよ」

私は頷く。





…コーヒーは胃がもたれそうだから紅茶にしよう。

私はお湯を沸かしはじめた。
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