Never Forget You
ふとカーテンの隙間から外を見ると。

雪がずっと降り続いていて。

私の視線に気がついたそーちゃんも窓を見つめた。

「そうだ、真由」

そーちゃんは立ち上がって

「一緒に散歩にでも行かない?」

何を言い出すかと思えば…

「寒いよ?」

私は何気に拒否。

「えー、こんな雪の中を歩くなんて、まずないし。
…雰囲気のいいデートにならないかなあって」

案外、そーちゃんはロマンチストだなあ。

私は苦笑いをして

「いいよ、行こ!」

私も立ち上がった。



睦海は…ぐっすりと寝ているからそのまま置いていく事に。

心配だから出来るだけ早く帰って来よう。



私達は外に出た。
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