Never Forget You
6.開幕
年が明け、寒い季節も終わりを告げようとしている3月。
そーちゃんは仕事もこなしながら相変わらずトレーニングを続けている。
そして。
賢司さんからそーちゃんへ。
色々な事の引き継ぎが行われて、今月からそーちゃんは店長になった。
レーシングチームの監督は今、しばらくは賢司さんで。
というのも。
そーちゃんは祥太郎くんとの約束通り。
SBとGP250をWエントリーした。
賢司さんは
「SBでタイトルが取れるかもしれないから止めろ」
と言ったけど、そーちゃんは
「…後悔はしたくありません。
祥太郎に直接、教える機会は、コレしかないです」
自分よりも、これからこのロードレースに関わっていく祥太郎くんの為に。
レースで教えたい事がある。
そーちゃんは私にそう語っていた。
そーちゃんは仕事もこなしながら相変わらずトレーニングを続けている。
そして。
賢司さんからそーちゃんへ。
色々な事の引き継ぎが行われて、今月からそーちゃんは店長になった。
レーシングチームの監督は今、しばらくは賢司さんで。
というのも。
そーちゃんは祥太郎くんとの約束通り。
SBとGP250をWエントリーした。
賢司さんは
「SBでタイトルが取れるかもしれないから止めろ」
と言ったけど、そーちゃんは
「…後悔はしたくありません。
祥太郎に直接、教える機会は、コレしかないです」
自分よりも、これからこのロードレースに関わっていく祥太郎くんの為に。
レースで教えたい事がある。
そーちゃんは私にそう語っていた。