ストーカーの恋の行方は!?【完】


その事実が本当に辛くて。



当たり前だけど、晴人くんにとって私はそんなもんなんだって思い知らされた。



精神的に結構ダメージをくらう。




それに加えて今日は寝てないし。




「とにかく乗り切った…」



出来たかどうかは別として、テストはなんとか終了した。



明日もテストだし…帰ってゆっくり寝よう。


彩奈は部活のメンバーと勉強するらしく、私は一人で廊下を歩く。




…フラフラしてきた。




帰るだけなんだし、耐えないと。




ああもうダメかも。




「おい、」




体に力が入らなくなって、倒れかけた時だった。




「はっ、る…とくん」





倒れないように後ろから支えてくれたのは晴人くんだった。



回ってない頭の中が状況を読み込めず、騒ぎ出す。


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